トータルリチューニングに来られる患者さんの
症状の例の一部です。
健康マメ知識的に、プチ解説もつけてあります。
ご自身の症状名で検索するなどして、参考にしてみてください。
●ページ内の目次
A) コリや痛みなど、肉体疲労関連のケース
B) 体型・体質の問題改善 のケース
C) 内臓(胃〜膀胱まで)や器官(目・耳・鼻・のど等)のケース
D) 不定愁訴、自律神経・神経の問題、うつ系症状 のケース
X) その他の特殊なケース
A) コリや痛みなどの肉体疲労関連のケース |
▼首の問題 (コリ、寝違い、頸椎ヘルニア、むちうち、回らない など)
関連筋の筋力低下(胸鎖乳突筋、斜角筋、半棘筋、板状筋 など)、
頸椎のズレや硬直、後頭骨の硬直・詰まり、上肢の疲労、神経疲労、胃の疲労
などが原因となって起こります。
▼肩の問題 (コリ、四十肩、動きの悪さ など)
関連筋の筋力低下(僧帽/菱形/広背筋、ローテーターカフ、肩胛挙筋、
大胸筋など)、肩甲骨のズレや硬直(猫背)、胸の筋肉の硬直や
弱体化(血行不良による)、亜脱臼、肩周りの血行不良、胃(左側)や
肝臓(右側)の疲労などが原因となって起こります。
▼背中や腰の問題
(腰痛、ヘルニア、ぎっくり腰、骨盤、坐骨神経痛、背中痛、股関節痛 など)
関連筋の筋力低下(大腰筋、腸骨筋、中臀筋、梨状筋、ハムストリングス、
脊柱起立筋 など腰の筋肉だけでなく、臀部周りやふともも裏の筋肉を含む)
腰椎・骨盤の弾力低下(仙腸関節を含む)、内臓疲労(特に腎臓・膀胱、
生殖器系、大腸 など) などが原因となって起こります。
▼四肢(腕や脚)の問題 (各種しびれ、膝の痛み、など)
上記のような体幹の問題や、四肢の直接の部分疲労、リンパや血行の循環の
不調によって起こります。
⇒ これらはほぼ共通して、
骨格や関節のゆがみ、もしくは関連する筋肉の問題がほとんどです。
悪いクセを抜いてバランスを整え、血行やリンパの巡りを改善することで
動きをよくしてあげると、ほとんどの症状は改善します。
(ヘルニアと診断されたものも含みます)
(筋力回復を中心に、骨格や関節の硬直をととのえていきます)
※ このAのぐらいの内容であれば、初回から改善を実感され、
2回〜5回ぐらいで痛み・つらさが半分以下まで改善するケースが
ほとんどです。
※ ただし例外は、『内臓の問題』や『神経の問題』が隠れているケースです。
(胃の悪さから来ている首の問題、神経疲労から来る肩こりなど。
これらは↓に出てくるような、もう一歩深いケアが必要です)
B) 体型・体質の問題改善 のケース |
※ケース別に傾向を説明します。
▼猫背・うち肩:
胸の筋肉(大胸筋)が硬直し、肺の機能が弱っています。
肩甲骨がズレた位置でかたまって(癒着)いることも(放置すると四十肩に)。
呼吸が浅くなりがちで、さまざまな不定愁訴の原因にもなります。
(強すぎる、腕の疲労が隠れていることもしばしばあります。)
⇒胸椎(背骨の胸部分)の動き、肺の活力、肩甲骨の可動域を回復させることで、
改善していきます。大胸筋の筋力回復もあわせて行います。
▼肩の高さに差がある:
筋肉疲労のアンバランス、骨盤の歪みがおもな原因です。また、
消化器系(肝臓や胃)の疲労をあらわすこともあります。
ちなみに高さが完全に揃う必要なんて全くありません。ただ、
『動かしやすさ』に差がある状態は、よくない歪みが潜んでいます。
⇒原因にあわせて、筋力回復、バランス調整、内臓調整を行うことで
自然とちょうどよいバランスに戻っていきます。
▼ポッコリお腹:
腹部の筋肉(特に大腰筋や腹斜筋、腹直筋)や、腹圧(おなかの中の圧力)が
弱っています。また、消化器の緊張がクセになっているケースや、胃下垂などの
臓器の下垂の問題もみられます。消化・代謝の能力が落ちてしまいます。
特に女性の場合は放っておくと、子宮への圧迫から婦人科系の疾患に
つながります。
⇒腹部の筋力の回復、腹圧調整でケアします。内臓の過緊張を抜き、位置を
戻す内臓調整もあわせて行います。
▼脚の長さに差がある:
ほとんどの場合、骨盤のズレと、筋力疲労のアンバランスが原因です。
(疲れがひどい側の脚が縮んで短くなるケースが多いです)
⇒骨盤(股関節を含む)のズレを調整し、過緊張をぬいていくことでケアします。
▼足首の悪いクセ:
内旋(うちがわに曲がる)のクセが9割です。最初から内側を向いているために、
歩いているときにも足をくじき易くなってしまいます(捻挫がよく起こる)
重心を外側にかけるクセがついてしまっていることが多い。もとは
骨盤や股関節からきます。
(多くの場合、骨盤が前傾している側の足に内旋グセがあります)
これは放置すると、膝や股関節に悪影響がのぼってきて、腰痛の原因にまで
発展してしまいますので、早めのケアが必要です。
⇒まずは骨盤の調整を行った上で、足首の関節の動きを調整します。
また、クセの原因となるふくらはぎの筋肉の過緊張をとることでケアします。
▼冷え・むくみ・汗の問題(かきすぎ or かけない):
これも骨盤の問題、股関節の問題をふくむものがほとんどです。股関節〜下腿の
筋肉につまりや疲労がたまっていて、ポンプ作用ができないために血流もリンパも
上に戻ってこれないことが主たる原因です。運動不足があると、
これが加速します。
(腸骨筋、大腰筋、ハムストリングス、膝窩筋、腓腹筋 など)
また、血流やリンパの流れということで、心臓(血圧の問題)や
腎臓・膀胱(水の巡りの問題)といった内臓疲労が重なっていることも。
(これと同じ原因で、うまく汗がかけない症状も起こります)
⇒骨盤、股関節の調整にくわえて、脚ぜんたいの筋力回復を行い、血流・リンパの
流れを改善します。さらに心臓、腎臓の疲労を抜くことで根本からのケアに
なります。
※実は、デトックス(解毒や排泄)が弱いという方も、代謝が悪くて
やせにくいという方も、まったく同じ問題を抱えています。
これと同じケアに加えて、上記で紹介していた『腹圧調整』を加えると、
かなり改善します。
※このBの内容は、『カラダによくないクセ』がついているため、
数回で改善し解放されるものと、しばらく定期でのメンテナンス治療が
必要なものがあります。(月に1回など)
C) 内臓や器官(目・耳・鼻・のど等)の問題 のケース |
※ケース別に傾向を説明します。
▼心臓 関連(不整脈・動悸・胸ぐるしさ):
肉体疲労が溜まりすぎたり、疲れやショックによる神経疲労が重なると
心臓に負担がきてこういった症状につながります。胸を痛めるような心配事や、
ハラハラするような緊張のシーンが続くことも、心臓への負担になり、
制御がうまくきかなくなったときに不整脈や動悸が起こります。
全身の血流にも影響するため、放置できません。
⇒自律神経の疲労をとること、カラダにたまった緊張グセをとることが第一です。
特に胸椎(背骨の胸部分)の硬さや歪み、みぞおち(=横隔膜)の
緊張をとりのぞくことが改善のポイントになります。
▼肺 関連(息切れ、ぜんそく系、胸ぐるしさ、頭の重さ) &のど・発声の問題
猫背や、胸部の筋肉(大胸筋や鎖骨下筋など)のつよい緊張、浅い呼吸のクセ、
硬くなった胸郭(ろっ骨に囲まれた胸のスペースのこと)、横隔膜の緊張が
原因で肺は活力を失います。
また、ため息に象徴されるように悲しみによる影響も受けます。
酸素循環は全体の臓器の機能にも影響するため、早めのケアが求められます。
⇒上でも紹介した方法で、猫背の調整を行い、胸部の筋肉、横隔膜の
緊張を抜きます。また、胸郭の弾力を回復させ、肺自体の活力を取り戻す
施術をすることで改善します。
(タッピング療法によって、ストレスを直接ケアする方法もとります)
▼胃 関連(胃下垂、食欲不振、消化不良、胃もたれ、胸やけ、逆流性食道炎 など)
ほとんどの場合は、食べ過ぎや、かむ回数の少なさ、早食い、食べる時間帯の
問題などといった『食習慣の問題』が影響しています。
また、神経性の疲労が大きい場合も直接胃にダメージがたまります
(特に不安や憂いといったものの影響が強い)。
消化の代表選手で、筋肉の健康度にも直結するため、とても大切な器官です。
⇒心臓の隣に位置し、横隔膜とも近いため、心身の緊張をまずとりのぞくことで
胃の負担がかなり減ります。位置がズレることも多いため、内臓ケアによって
位置の調整をして動きを回復させることで元気になります。
▼腸 関連(肌の問題、便秘、下痢、下腹部の冷え、腰に力が入らない など)
冷えの影響、胃の疲労の影響を直接受けます(胃が弱っていると、食べ物が消化
され切らないまま腸まで来るため、負担が増えるわけです)。骨盤を土台にして
いるために、骨盤のズレの影響もうけ、ねじれてしまっているケースもあります。
⇒胃の疲労をとること、腸の位置のズレを内臓ケアによって戻すと同時に腹部の
柔軟性自体を回復させること、骨盤の歪みをとることで、元気を取り戻します。
また、再発を防ぐためにも、冷えの対処を同時に行います。
▼肝臓 関連(お酒が抜けない、気分のムラやイライラ、頭痛、目の問題 など)
食べ過ぎや、お酒の飲み過ぎ、ストレスや疲労のためすぎ、睡眠不足、サプリや
薬の飲み過ぎといったことで症状につながります。あらゆる解毒を担当し、
睡眠中にもっともよく働く臓器です。
現代の食べ物には残留農薬をはじめとした有害物が多く含まれるため、
肝臓の不健康はかなり深刻な悪影響を引き起こします。
また、各関節(首から足首まですべて)の健康度にも影響を与えます。
⇒肝臓も下垂したり過緊張に陥りやすいため、内臓ケアによってこれを調整します。
怒りの影響を直接受ける器官でもあるため、タッピング療法でストレスも
抜くことで心身両面のケアを行います。
背部の緊張を抜くことで血流を促進することも助けになります。
▼腎臓・膀胱 関連 (冷え・むくみ、膀胱炎、睡眠、生理痛・不順、不妊 など)
睡眠不足や、塩分の過不足(少なすぎてもダメです)、水分の過不足、コーヒーや
白砂糖の過剰摂取、サプリや薬の飲み過ぎ、お酒の飲み過ぎ、疲労のためすぎ、
気温の悪影響(熱すぎや寒すぎ)、汗をかかない生活習慣などで疲労します。
元気・精力のもとであり、ホルモンや自律神経の活動にも直接影響するため、
肝臓とあわせてかなり重要度の高い臓器です
(それを表すのが、『肝腎』という言葉です)。
⇒骨盤・股関節のケアなどにより下半身の血流を改善すること、腎臓そのものの
緊張や位置のズレを内臓ケアで戻すこと、脊椎(特に胸椎の5、10、腰椎の2)
の弾力を取り戻し、カラダをねじる力を回復させることで元気を取り戻します。
※これら内臓のケアに共通して用いるのは、『経絡指圧』をベーとした経絡の
ケアです。関連する経絡をケアすることが直接、内臓の活力を取り戻す最大の
助けになります。
▼目・鼻の問題(ドライアイ、充血、目の奥が痛い、めまい、鼻炎、眼精疲労)
首(頸椎)や頭蓋骨(後頭骨、側頭骨)やその周辺の硬直や歪みが原因で
起こるものが多くあります。また、めまいに関しては、自律神経の問題から
起こることも多いため、第一頸椎や胸の硬さ、鳩尾の硬直などにも特徴が
見られます。目の症状は、肝臓とも関わりが強くあります。
⇒頸椎と後頭骨をととのえて動き・血行をよくし、自律神経の疲労を抜きます。
肝臓に疲労が見られる場合は、緊張緩和や位置の調整などのケアを行い、
頭蓋仙骨のケアで視神経の働きを回復させます。
▼耳の問題(耳鳴り、めまい、乗り物酔い、転びやすい、聞こえにくい など)
こちらも目・鼻の問題と原因などはよく似ています。特徴的なこととして、
鼻まわりの骨格の歪みが原因になることもあります。
⇒調整方法は、上記の目・鼻のものに加えて、鼻の骨のズレの調整を行います。
▼あごの問題(顎関節症、かみ合わせの問題 など)
根っこの問題が首(頸椎)にあるケースもあり(つながっています)、また、
顎関節の硬直やズレ、アゴまわりの筋肉のアンバンラス、自律(交換)神経の
過緊張といったことも原因となります。
⇒頸椎、顎関節、自律神経の調整後、頭蓋仙骨療法によって顔面に関連のある
骨の位置・動きを調整することでケアします。
※このCぐらいのものを自覚(または心配)して来られる患者さんは、かなり
疲労をためていることが多いです。倉庫から蔵出しをしていくように、内臓に
たまった疲労を出していくため、少し長めのケアが必要になってきます。
(3回〜6回。生活面の改善が難しい場合は、その後メンテナンス治療など)
D) 不定愁訴、自律神経・神経の問題、うつ系症状 のケース |
▼慢性疲労(疲れがとれないことも含む):
カラダが休めない状態になっています。その原因の多くは、自律神経の疲労や
アンバランス、内臓疲労(特に体力のもととなる腎臓、疲労物質を分解する肝臓、
血の巡りを左右する心臓、栄養吸収のもととなる胃腸)、頸椎の歪みによる
回復力・睡眠の質の低下などといったことが影響します。
⇒上記のそれぞれを調整します。
頭蓋仙骨療法、各内臓の調整(詳しくは各内臓の解説へ)、首のケア など
▼睡眠の問題(眠れない、途中で目が覚める、睡眠が浅い など):
慢性疲労の場合と似ていますが、特に首の問題、後頭骨の硬直・つまり、
腎臓や膀胱経の疲労、自律神経のアンバランス(交感神経:頑張る神経が
優位すぎる)、腰椎・骨盤の硬直、視神経の疲労、 内臓疲労といったことが
原因になります。
⇒上記のそれぞれを調整します。
特に視神経の疲労改善のために、頭部にあるツボを使用し、緊張を解放します。
また、タッピング療法で全体的なストレスを抜く施術も並行して行います。
▼自律神経失調症:
パターンとして、肉体構造、心理・神経的、化学的、環境的、内臓のストレスの
いずれかが過剰に蓄積しています。中でも多いのは、複合タイプで、肉体構造と
心理・神経、内臓のストレスのかけあわせです。
特に、頸椎や後頭骨、骨盤に硬直が見られる場合、胃や心臓、腎臓・膀胱に
強い疲労の蓄積がある場合、神経疲労がたまり過ぎて緊張がクセになっている
場合が目立ちます。
⇒原因に合うケアを行いますが、上記にもある首、骨盤、後頭部、そして神経の
栄養となる脳脊髄液の環流のケアは必須です。内臓疲労の蓄積も決定的な
原因となるため、腹診の上で、必要な臓器の緊張解放と、位置の調整などを
行っていきます。
▼動悸・息切れ・不整脈など:
※上記の心臓関連の解説をご参照下さい。
▼ストレスの蓄積、不安、無気力など:
こちらには、上記の自律神経の失調、もしくは、腎臓・膀胱の疲労、
心肺の疲労などが関連しています。いずれもストレス耐性を下げ、気力の
回復を妨げる要因となります。
⇒それぞれの原因のケアを行います。
腰やハラに不調・滞りがある場合も、精神的な安定が得られませんので
(ハラが座ってない)、腰のケアも必要です。
▼頭痛(偏頭痛を含む):
この背後には、自律神経の失調、首や後頭骨の硬直、極度の眼精疲労、
肝臓の疲労、テクノストレス(パソコンや携帯電話の電磁波の影響)
といった蓄積があります。
⇒それぞれの原因のケアを行います。特にデスクワーカーの場合は、眼精疲労と
テクノストレスがあわさって、睡眠の質が低下しているケースも多々あります。
頭部のケアにより、それもクリアしておきましょう。
▼うつ症、うつ病、パニック障害:
これらの症状の土台には、自律神経の失調が潜んでいることがほとんどです。
また、心肺の不調、腎臓・膀胱の不調、心理的反射パターンの固着といった
色々な問題が複合しています。
⇒内臓、自律神経を含む、心身両面のケア、タッピング療法などを中心に、
蓄積されているストレスを抜いていきます。
※このDの問題は、原因が多種多様ですが、多くの場合、ストレスが神経に
長期間の負担をかけてきています。最初にストレスを抜き、構造とバランスを
整えたあと、定期のメンテナンス治療が必要になることがほとんどです。
(3回ぐらいの基礎ケア + 月1〜2回のメンテナンスなど)
X) その他の特殊なケース |
▼原因不明の痛み、イライラが取れない、カラダが火照って眠れない、
カンタンなミスを繰り返す、頭がぜんぜん働かない、
とにかく運がが悪くてしょうがない、夢見が悪すぎる
何かが乗っかっているぐらい首肩が重たい など
こういった極端な形で表れる症状には、根深い原因があります。
神経系の混乱、脳脊髄液環流の低下、邪気の蓄積、チャクラの問題、など。
(少し、不思議な面を含んできます)
→原因に会わせた、専門のケアを行います。
※こういったケースも少なくはありますが、実際にあります。
私の手に負えないときは、正直にそうお伝えしていますが、よほどのもので
無い限り、改善の実感をしてもらえます。
(3回ほどの基礎ケア+メンテナンスなど)
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症状や痛みは、基本的には、「カラダからの危険信号・メッセージ」です。
何かが正常に働いていないことを教えるために発するものです。
その理由から、大抵の場合、「痛む場所」以外に、
その痛みをつくっている原因が別のところにあります。
肩が痛いからといって肩『だけ』のせいにしていたら、
治るはずのものがずっと治りません。
そこで、トータルリチューニングでは、「原因の診断」を
丁寧に行い、それをお伝えしながら、根本改善をするためのケアを
行っています。
(症状・ご希望にあわせて、セルフケア方法もお伝えしています)
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